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2009-06-06(Sat)

【第三話】罠とケモノと夢と宙返り

前回までのあらすじ

ロマ村にたどりついた蒼い弾丸を待ち受けていたのは
イフリィトの群れであった。あわや全滅かと思われたが
一人の男の登場が窮地を救った。


登場人物

ガサゴソ・・・パチンッ・・・



弾丸 「・・・これでよしっと」

 「おぉ弾丸殿、こんなところにいましたか」

弾丸 「あぁアラクレさん、もう動いて大丈夫なんですか?」



弾丸がアラクレと呼ぶこの男、イフリィトの群れから
マツモトを救った男である。しかしミラータワーのダメージ反射により
アラクレも少なからずダメージを受けていた。

アラクレ 「はっはっはっ、もう平気でござるよ!拙者は体の頑丈さが売りでござるからな」

弾丸 「そうですか、それはよかった」

アラクレ 「それはそうと、こんなところで何をしているでござるか?」

弾丸 「いや、今後イフリィトが村に襲ってこないように【イフコロリ】を仕掛けているんですよ」

アラクレ 「ほほぅ~ あ!そうそう、村長殿がお呼びでござるよ」

弾丸 「どうも、わざわざすいません。もう罠も仕掛け終わったんで、一緒に行きますか」



2人は村長の家へと向かった。
イフリィトの群れがやってきてから3日が経っていた。
特に大きな被害もなかったからか、村はいつも通り平和であった。



村長の家に入ると、すぐに村長が目に入った。

アラクレ 「村長さん、弾丸殿をお連れしたでござるよ」

村長 「おぉ弾丸さん、お呼びだてして申し訳ありませんな」

弾丸 「いえいえ。あ!そうだ、マツモトさんは起きましたか?」

村長 「いや、それはまだなんじゃが・・・」



アラクレのミラータワーを受けていたとはいえ、
イフリィトの炎を浴びに浴びたマツモトは
イフリィトが去った後、糸が切れた人形のごとく
その場に倒れこんだのだった。



弾丸 「それにしても、マツモトさんはいつもあんな感じなんですか?」

村長 「いや、それが実は、あの子がここへ来たのは3週間程前のことなのじゃよ」

弾丸 「え!そうなんですか?」

村長 「うむ。正確に言うなら、山中で倒れていたマツモトを村の者が運んできたんじゃがな」

弾丸 「そうだったんですか」

村長 「困ったことにあの子は記憶を失くしておってな。どこから来たのかわからんから、しばらくうちで預かっておるんじゃよ」

弾丸 (どうせまた暴れてどっかに頭ぶつけて記憶失くしたんだろうな・・・)
「それにしても・・・」



弾丸の目の先には、マツモトが寝る部屋の前で
じっと座り込むケルビーがいた。

アラクレ 「なんともけな気でござるな」

弾丸 「あれだけマツモトさんから逃げていたのに・・・」

村長 「ほっほっほっ、あやつにはわかっておるのじゃよ。マツモトが己のために命をかけて守ってくれたことをな」

マツモトが村長の家に運ばれてから丸3日。
ケルビーはその日からずっと部屋の前にいた。

弾丸 (ケルビーの背中に乗ってここに運ばれたことを知ったら、マツモトさんくやしがるだろうな~)
「あ、そうだ村長、お話があるそうで」

村長 「おぉ、そうじゃそうじゃ、実は例の件なんじゃが」

弾丸 「お答えをいただけますか?」

村長 「うむ。わしらロマの民はここビスルで静かに暮らしていたいんじゃ。ゆえにどこで誰と誰が戦争を起こしたとしても、戦争に加担することはない。ここにその宣言書も用意してある」

弾丸 「はい!ありがとうございます。」

アラクレ 「せ、戦争でござるか?」

弾丸 「えぇ。近頃、悪魔軍に不穏な動きが見られます。まだ確証を持つには至っていませんが、我がスパインは、近々悪魔軍と天使軍の間で戦争が起こると考えています。」

アラクレ 「て、天使軍!」

弾丸 「そうです。ただし今のままでは悪魔軍と天使軍の力の差はなく、両軍とも我々地上の民の力を必要としています。しかし!戦争なんか起こしちゃいけないんです!地上の民がどちらの軍にも力を貸さずにいれば!!くだらない戦争なんて起きないんです!!」



しゃべりながら、弾丸は熱くなっていた。
常に冷静であれ、という己の信条を忘れるほど
「戦争」という言葉に熱くなってしまうのだ。

マツモト 「う・・・ううぅん・・・」

弾丸 「あ、マツモトさん?」

弾丸は、マツモトの苦しそうなうなり声を聞いて
声を荒げた自分を恥じた。

アラクレ 「なにやら苦しそうでござるな」

弾丸、アラクレ、村長の3人はマツモトをのぞきこんだ。

マツモト 「う・・・ぁぁ・・・うぁぁ・・・」

弾丸 「マツモトさん・・・」

苦しそうなマツモトの声に、ケルビーまでもがマツモトをのぞきこんだ。



マツモト 「う・・・うぅ・・・う・・・うなぎぃ!!

勢いよく上半身を上げたマツモトに驚いたケルビーは
一目散に部屋を出た。

弾丸 「び・・・びっくりした・・・」

アラクレ 「そそ、村長?!」

村長は驚きのあまり目を白くして倒れていた。
アラクレは村長を連れて部屋を出た。

弾丸 「マツモトさん、大丈夫ですか?」

マツモト 「うぅ・・・変な夢見てもた・・・」

弾丸 「夢?うなぎのですか?」

マツモト 「うなぎ?あんた何言うてんの?」

弾丸 (ええぇ~思いっきりうなぎて言うてたやんか・・・)

マツモト 「何かな、ウチがめっちゃ巨大になって街を壊しまくってるねん」

弾丸 「それはまたスケールの大きい夢ですね」

マツモト 「ほんまはそんなんしたくないのに、体が言うこときかんくて、その街全部壊してまうねん・・・」

弾丸 「ふぅ~ん、まぁ夢でよかったですね」

マツモト ハッ!!

マツモトの目に部屋の入り口で様子を伺っているケルビーが映った。
マツモトはそっと起き上がり、ケルビーの方に向けて右足を踏み出した。

しかしそれと同時にケルビーも一歩下がった。

マツモト 「む」

今度は左足を踏み出す。

しかしケルビーもさらに一歩さがる。

マツモト 「むむむ」

あきらめたマツモトはくるりと後ろを向いた。



・・・が次の瞬間




マツモト 「とぅりゃぁー!!!

マツモトはきれいな弧を描きながら後方へと宙返りした。
その着地点には驚きすくんだケルビーが!



・・・いるはずであった。



びた~ん!!!



体全体で着地したマツモトは再び気を失うのであった。



弾丸 (ケルビーに乗るのあきらめたらいいのに・・・)

そう思う弾丸であった。


つづく

【第四話】旅はまだ始まらない


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