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2009-06-07(Sun)

【第四話】旅はまだ始まらない

前回までのあらすじ

弾丸は天使軍と悪魔軍の戦争を防ぐため各地を巡っていた。
ロマ村の村長から戦争に加担しないという宣言書を取り付けた。
平和に一歩近づいたが、ケルビーは一歩遠のいた・・・


登場人物


マツモト 「んん・・・ん・・・ん?ここどこや?」

目を覚ましたマツモトは奇妙な感覚に襲われた。



マツモト (なんやろ・・・なんか懐かしいような・・・そうでもないような・・・それでいて妙に落ち着くような・・・そうでもないような・・・なんというか・・・まぁ・・・もっかい寝るか・・・)

「もっかい寝るんかい!」
ここに弾丸がいればそう突っ込んだであろう。
しかし周りには誰もいなかった。



マツモト 「いやいや!もっかい寝るんかい!」

仕方なくマツモトはノリツッコミをした。



マツモト ・・・

マツモトは激しい孤独感に見舞われた。
ノリツッコミは周りに人がいてこそ意味を成す。
マツモトは周りに人がいないことを確信した。



マツモト 「べ、別に誰もいないって知ってたんだからねっ!」

そんな言い訳を言いながらマツモトはベッドから降りた。



マツモト 「しかし・・・どこやねん、ここは・・・」

マツモトは部屋の扉を開けた。
右を向くと薄暗い廊下が続いていた。
暗闇のところどころにランプがついている。
左を向くと上へと続く階段が目についた。

マツモトはためらいもなく階段を昇り始めた。



ためらいもなく?
そう、マツモトはここを知っている。
しかし本人はそのことに気づいていない。


マツモト 「あ、博士!」

階段を昇った薄暗い部屋に老人がいた。
白い髪をだらしなく伸ばし、痩せた腕に奇妙なビンを持っていた。

博士 「おぉぉ、マぁツモトぉかぁ」

マツモト (ん?博士?)

マツモトは自分が何故その老人を博士と呼んだのか
わからなかった。

博士 「ちょぉどええわぁ、ちょとこれを飲んでみろぉよぉ」

マツモト 「お!ちょうどノドかわいとってん!」

マツモトは疑いもなく老人から渡されたビンを手に持ち
一気に飲み干した。



マツモト 「ゴキュ・・・ゴキュ・・・ってまずいなぁ、おい!



博士 「ほぇっほぇっほぇっ・・・」

そういうと博士は暗闇に消えていった。



マツモト 「ったく、なんちゅうまずいもんを・・・をを・・・をををを・・・」



マツモトは苦しんだ。
体中が熱を持ち、ノドは焼け、思考が定まらない。

マツモト 「をぐぐ・・・ぐ・・・ぐぁぁ・・・」

ぼやけた思考の中でマツモトは考えていた。
自分はこの場所を知っている、自分はあの老人を知っている。
マツモトは苦しみを忘れるかのごとく、必死に考えた。



ふと気づくと、頭上に青空が広がっていた。
地面に手をつき、一気に体を持ち上げる。
立ち上がってみると、3階建ての建物の屋上に女性が見えた。



マツモト 「ぐぬぬ・・・ぬぁぁぁ!!!

マツモトは腕を振り下ろし、建物を一気に破壊した。

マツモト (や・・・やめて・・・)

次から次へと街並みを破壊してゆく。

マツモト (もうやめて・・・)



薄れていく意識の最後にマツモトが見たものは
完全に破壊された街並みと、異様なまでに晴れ渡る空であった。





マツモト 「う・・・うぅ・・・う・・・うなぎぃ!!

弾丸 「うわぁっ!!またうなぎ!!」

マツモトは自分と周囲のモノの大きさを見比べた。

弾丸 「だ、大丈夫ですか?うなされてましたけど・・・」

マツモト 「べ、別に誰もいないって知ってたんだからねっ!」

弾丸 「え?なにが?」

弾丸の冷めたリアクションで、マツモトはこれが現実であると認識した。



アラクレ 「おぉ、起きたでござるか」

マツモト 「ん?このおっちゃん誰?」

弾丸 「あぁ、アラクレさんですよ。マツモトさんがイフリィトに突っ込んだときに助けてくれたんですよ!」

アラクレ 「いやいや、礼には及ばんでござるよ」

マツモト 「ふぅ~ん」

弾丸 「ほんで興味ないんかい!」

アラクレ 「はっはっはっ・・・はっ・・・ひっく・・・ひっく・・・」

弾丸 「いやいや、何も泣かなくても・・・」



村長 「ふぉっふぉっふぉっ、騒がしいですなぁ」

弾丸 「あ、村長さん」

村長 「弾丸殿、準備ができましたぞ」

弾丸 「本当ですか!ありがとうございます」

アラクレ 「何の準備でござるか?」

弾丸 (もう立ち直ったんかい!)
「そろそろ次の街に行かないといけないので、旅の準備をお願いしてたんですよ」

アラクレ 「そういえば戦争を止めるために各地を回っているのでござったな」

弾丸 「えぇ。次はアリアンまで行こうかと」

アラクレ 「なんと、これまた遠いでござるな」

弾丸 「いやまぁ、テレポーターで一瞬ですけどね」

村長 「え?あ!そゆこと!?」

弾丸 「え?」

村長 「あぁ・・・いや・・・あの・・・その・・・」

村長はあからさまにモジモジした

弾丸 「えっと、準備できたんですよね?」

村長 (モジモジ・・・) 「あの、その、これを・・・」

村長は弾丸に小さな包みを手渡した。

弾丸 「ん?これは?」

弾丸は包みをゆっくりと開けた。



村長 「弾丸殿!すまぬ!この村のテレポーターは先月リストラしたんじゃ!」

包みにはおにぎりが入っていた。

弾丸 ・・・

村長 「て・・・手作りなんだからねっ!」

弾丸 ・・・

ほほを染めながらツンとした村長に弾丸は殺意を抱いた。

弾丸 「歩いて街まで行けと?」

弾丸はまたあの山を通るのかと思うとぞっとした。



アラクレ キラ~ン☆

アラクレの目が光った。

アラクレ 「あ~、ちょっとそこのチミチミ」

弾丸は、なんとなくめんどくさくなる予感がした。

アラクレ 「ここ!ここ見て!」

アラクレは胸のあたりを指差した。

弾丸 「フ・・・フランデル交通??」

アラクレ 「拙者、タクシー業を営んでござるよ。わが社のスローガンは<あれ?もう目的地?>でござる。」

弾丸 「あ、それでこの村にいたんですね・・・で、えっと・・・アリアンまではおいくらでしょうか・・・?」

アラクレ 「ふむぅ、通常価格は100万Goldでござるが、ここで会ったのも何かの縁。特別価格の98万Goldでお受けするでござるよ」

弾丸 「たっか!え?たっか!!」

アラクレ 「これ以上は、ビタ1文もまかりまへんで!」

弾丸 (なんで急に関西弁やねん)



弾丸は一応自分の財布を見た。
1000Gold札が8枚と100Goldコインが数枚見えた。

弾丸 「あの・・・歩きます・・・」

マツモト キラ~ン☆

弾丸はさらにめんどくさくなる気がした。

マツモト 「あ~、ちょっとそこのチミチミ」

弾丸 「はい、なんでしょう・・・」

マツモト 「しゃ~ないなぁ~、しゃ~なしやで?」

弾丸 「えっと、何がでしょう?」

マツモト 「今回はウチが立て替えたる!」

弾丸 「え!?いいんですか!?」

マツモト 「ええよええよ (倍返しな)」

弾丸 「え?何か最後いいました?」

マツモト 「ん?いや、何も言うてへんよ~ (倍返しやで)」



そういうとマツモトはアラクレの方を向いた。

アラクレ 「料金は先払いでお願いするでござる」

マツモト 「あ~、えっと、まぁ、ちょっとそこ座り~な」

アラクレは不思議に思いながら座った。

マツモト 「えっと、アラクレて言うたっけ?」

アラクレ 「そうでござるよ」

マツモト 「ん~と、例えばあんた、今彼女おるん?」

アラクレ (ドキッ!)

アラクレは明らかに動揺した。

マツモト (ふっ、やはりな)

マツモトの目がさらに輝く。

アラクレ 「かかか、かの、彼女でござるか?」

マツモト 「ずばぁり!!彼女イナイ暦=自分の年齢と見たぁ!!!」

アラクレ (はぐぁぁ!!)

アラクレの顔から血の気が引く。

マツモト 「ふふふ、そうやと思ったわ」

アラクレはお母さんに怒られた小学生のようにしゅん、となった。

マツモト 「よっしゃ!ほんならウチが面倒みたろ!」

アラクレ 「え???」

マツモト 「あんたが彼女作るの手伝ったる!」

アラクレは驚き、マツモトの顔を見た。



マツモト 「その代わり!今後マツモトご一行様のタクシーを無料とすること!」

弾丸 (そんな無茶苦茶な・・・アラクレさん一応聖職者やで・・・)

弾丸はそう思いながらアラクレを見た。

アラクレ 「はい喜んで!

弾丸 「居酒屋の店員っ!」

マツモト (シメシメ、うまくいったわ)



アラクレの即答に驚きながらも、何とかアリアンまで行けそうだとわかり
ほっとする弾丸であった。



弾丸 (ロマ村めんどくさっ!)


つづく

【第五話】麗しの女神は微笑む

テーマ : RED STONE
ジャンル : オンラインゲーム

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