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2009-07-04(Sat)

【第十話】3秒をカウントするのは難しい

前回までのあらすじ

マツモトはアラクレと衝突して谷底へ落ちた。
事情を知らない弾丸とわさびぃはアラクレを残し
スパインへとたどりついた。その2人が目にしたのは
瓦礫の山となった要塞であった。



登場人物

アラクレ パタパタパタ・・・
「ふぅむ・・・多分この辺だと思ったでござるが・・・」

アラクレは胸にケルビーを抱え
谷底に落ちたマツモトを探し飛んでいた。

ケルビー 「ワンッワンッ!」

アラクレ 「これこれケルビー殿、暴れたら落ちるでござるよ・・・むむ?」

その時アラクレが目にしたのは
地面から生えた2本の足であった。

アラクレ パタパタ・・・
「これは・・・マツモト殿の足?」

足は、ひざから先だけが地上に出ていた。



アラクレ 「しかし・・・」

そう言うとアラクレは上を見上げた。

アラクレ 「この高さから落ちたら無事では済むまい・・・」



その時である



ジタバタジタバタ!

アラクレ 「ぬぉぉぉ!!!」
ケルビー 「キャインキャイン!!!」

地面に生えた足が急に暴れ出し、
アラクレとケルビーは驚いて木の陰に隠れた。

アラクレ |ョェ・´)
ケルビー |ョェ・´)



し~ん・・・



アラクレ 「こ・・・これはきっとマツモト殿の霊でござる!」

アラクレは木の陰から出て足のそばまで来た。

アラクレ 「マツモト殿、安らかに眠るでござるよ・・・」

そうつぶやくと、アラクレは地面にひざをつき
ゆっくりと目を閉じた。

アラクレ 「なんまんだぶ なんまんだぶ・・・」



祈りが天に届いたのであろうか
2本の足がゆっくりと天に向かって昇ってゆく。



そして・・・



マツモト ・・・

アラクレ 「なんまんだぶ・・・なんまんだぶふぉっ!

マツモトはアラクレの脳天に一撃をお見舞いした。

アラクレ 「はわわわ、マツモト殿!」

マツモト 「ア~ラ~ク~レ~」

アラクレ 「い、いや、あの、その、おゆるしを~!!」





・・・





アラクレ 「し、しかし、この高さでよく生きていたでござるな」

そう言うアラクレの目は腫れ、ほほは青く内出血し、
頭にはたんこぶが沢山できていた。

マツモト 「ほんまやで!ウチがギャグみたいな体ちゃうかったら死んでるところやで!!」

アラクレ (拙者もついさっき死にそうでござったよ・・・)

マツモト 「ほんで弾丸とわさびちゃんは?」

アラクレ 「先にスパインへと向かったでござるよ」

マツモト 「ほんならウチらもちゃっちゃと行くで~!」

マツモト、アラクレ、ケルビーはスパインへと歩き始めた。





~ 一方その頃・・・



わさびぃ (だんちゃん・・・)

バーの中で一人寂しげに座る弾丸を見て
わさびぃは胸が切なくなった。
中に入って励まそうかとも考えたが
何と言っていいかがわからず、入り口のそばで
じっとしていた。



わさびぃ (ん?)

わさびぃは何者かの気配を感じ取った。
廃墟と化したスパインに、普通の生物がいるわけがない。
そう思ったわさびぃは音を立てずにバーの中へ入った。

弾丸 「ん?わさ・・・」

わさびぃは口の前に指を立て、弾丸の声を制した。
その姿に異変を感じ取った弾丸は、腕で目をこすった後
わさびぃと共にカウンターの下に身を潜めた。

弾丸 (どうした?)
わさびぃ (しっ!)

わさびぃの真剣な顔を見て、弾丸は事の次第を推し測った。



少しの間を置いて、声が聞こえてきた。



??? 「お前たち、全員出てこい。そこにいるのはわかっている」

よく通る男の声が弾丸とわさびぃの耳に入ってきた。
弾丸は出て行こうとも考えたが、微動だにしないわさびぃを見て
弾丸もその場にとどまった。



??? 「3秒だけ待つ。それで出てこなければ容赦はせんぞ」

弾丸 (わさびぃどうする?)
わさびぃ (まだだめ。こっちの正確な位置はわからないはずヨ)
弾丸 (しかし、敵とは限らないぞ)
わさびぃ (敵じゃないとも限らないヨ)



??? 「出てこないつもりだな。では数えるぞ」

弾丸 (くそっ)

弾丸はこの場を打破すべく思考を巡らせたが
いい案は出てこなかった。

弾丸 (わさびぃはここにいてくれ)

わさびぃ (え?だんちゃん?)

仕方なく弾丸はカウンターから姿を現した。



しかし・・・



??? 「ちなみに!」

何者かは声を一段と大きくして話し始めた。
その男はあごをさすりながら、上空を向き
目を閉じたまま言葉を続けた。

??? 「3秒数えるとは言ったものの、今わたしの手元には正確な時計がない。その点については申し訳ないが、わたしの腹時計でカウントさせていただくことをご了承していただきたい!」

弾丸 ・・・

??? 「そして、数える方法についてだが、1、2、3というようにカウントアップ方式で数えてしまうと、実は3と言った時にはまだ2秒しか経っておらず、この場合だと0から数えるか、4まで数えるかしないと3秒を計測することはできない!」

弾丸 ・・・

??? 「そこで今回は3から0までカウントダウンする方式でカウントすることとする!また、ゼロのゼ、ではなくロを言い終わった時に3秒経過したとみなすものとする!よいか!」

弾丸はめんどくさくなったので自分から
男の方へと近寄っていった。

??? 「他に懸念がなければこのままカウントを始めるがよいか!・・・うむ、それではカウントを始めうわっ!

弾丸に肩をたたかれて男は驚いた。

??? 「き、貴様!いつからそこにいる!」

弾丸 「いや、さっきからずっといるけど・・・」

??? 「ふっ、まぁよい。しかし・・・」

男はバーの方を向いた。



??? 「俺は、お前たち、と言ったはずだ」

そう言うと、男は手に持っていた杖を振りかざした。
杖の先から炎の玉が噴出し、バーのカウンターを破壊した。

わさびぃ 「きゃっ」

思わずわさびぃが声を出した。

??? 「むむ」

わさびぃ 「あはは~、見つかっちゃったか~」

すると男はわさびぃの方へと近づき
片ひざを地面につけて頭を伏せた。



??? 「あなたのような美しい方が潜んでいるとは思わず、手荒な行為に及んでしまい申し訳ございません」

弾丸 (あれ?!俺は無視!?)

わさびぃ 「ふふ、まぁ確かに怪しい行動しちゃったからネ~」

??? 「わたしはセンディール=ガランドラ=ゼ=ルパティーノ=ロドラウニ=ペイルと申します」

わさびぃ 「んと、アタシはわさびぃ、よろしくネ!えっと・・・名前なんだっけ?」

??? 「長い名前とよく言われますので、お気になさらず好きな呼び名でどうぞ」

わさびぃ 「うんわかった、よろしくネ、うにっぺ!」

弾丸 (大胆に略した!!)

うにっぺ 「う、うにっぺ・・・」



弾丸は、ここぞとばかりに2人の方に走り寄った。

弾丸 「えっと、俺の名前は・・・」

うにっぺ 「貴様には興味がない」

弾丸 「うぐぅ・・・」

弾丸は少なからずショックを受けた。



わさびぃ 「で、うにっぺはこんな所で何してるの?」

うにっぺ 「わさびぃ様との出会いのため、ここへ参りました」

弾丸 (うそつけよ)

わさびぃ 「ふふふ、暇なんだネ~」

うにっぺ (うっ) 「あ、いや、まぁ・・・」

弾丸 (さすがわさびぃ、一蹴したな)



そこに聞きなれた声が聞こえてきた。

アラクレ 「わさびぃ殿~!弾丸殿~!」

弾丸 「お、やっと来たかな?」

弾丸はバーから出てアラクレに手を振った。
それに気づいたアラクレは猛然と走ってきた。



アラクレ 「ハァ・・・ハァ・・・」

弾丸 「大丈夫か?何をそんなに慌ててるんだ?」

アラクレ 「マ・・・マツモト殿が・・・」

弾丸 「そういえば、マツモトは?」



アラクレは何とか息を整え、こう言った。

アラクレ 「マツモト殿が倒れたでござる!」


つづく

【第十一話】全てはここから始まった

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