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2009-09-20(Sun)

【第十七話】こうして奴らは病気になった

前回までのあらすじ

拉致されていたマツモトとララ姫は、どうにか部屋を
抜け出すことができた。
その頃、ララ姫が行方不明であることを聞いた
うにっぺとアラクレは王宮会議室へと足を運んでいた。


登場人物
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ブルン王 「・・・以上!皆のもの!よろしく頼んだぞ!」

王宮会議室に怒号のような声が響き渡る。
それを機に、王宮会議室から衛兵達が慌しく出てきた。

うにっぺ 「ブルン王!」

去っていく衛兵達の合間を縫って、うにっぺとアラクレは
王宮会議室へと入ってきた。

ブルン王 「おぉ、センディール候よ」

ブルン王は焦りと不安に顔を曇らせていた。

うにっぺ 「ララ姫が行方不明と聞きましたが」

ブルン王 「そうなのじゃ・・・侍女が昼過ぎに王宮内で見かけて以降、誰も姫の姿を見ておらんのじゃ・・・」

うにっぺ 「そうですか・・・して現在の状況は?」

ブルン王 「うむ、全兵力を持って捜索に当たらせておる」

うにっぺ 「ぜ、全兵力!?で、では現在王宮に兵士は!?」

??? 「ほっほっほ、センディール候、ようやくおいでかな?」

王宮会議室に一人の男が立っていた。
でっぷりとしたその男は、いかにも金持ちだと言わんばかりの
装飾品を身にまとい、禿げあがった頭を手でこすりながら
その顔にニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていた。

うにっぺ 「アーガイン候・・・」

アーガイン 「王の一大事に遅れて参上とは、七貴族としての資質に欠けておられるようだ」

うにっぺ 「ぐ・・・こ、これは失礼した・・・。」

ブルン王 「まぁよいではないか。ところでアーガイン候、現在の状況はどうなっておる?」

アーガイン 「は、滞りなく全ての兵を以って捜索に当たらせました」

うにっぺ 「アーガイン候、王宮の守りはどのようになっているのだろうか」

アーガイン 「くっくっく、センディール候ともあろうものが、姫の身よりもご自分の身が心配なようですな」

うにっぺ 「そういうわけではありません。ただ王宮に兵がおらぬとなると、いざと言うときに・・・」

アーガイン 「センディール候!」

男は声を荒げた。

アーガイン 「今がその『いざと言うとき』なのですぞ!」

ブルン王 「うむ、アーガイン候、よくぞ言うてくれた」

うにっぺ 「ブルン王・・・」

ブルン王 「センディール候、もうよい。下がっておれ」

うにっぺ 「し、失礼致します・・・」





アラクレ 「しかしあのアーガインとか言う男、嫌な男でござるな。一体何者でござるか?」

アラクレとうにっぺは王宮内にある客室に場所を移していた。

うにっぺ 「奴も七貴族の一人だ」

アラクレ 「ほぉ、うにっぺ殿と同じ七貴族でござるか・・・」
(貴族というのはタチが悪い奴が多いでござるな・・・)

うにっぺ 「何か言ったか?」

アラクレ 「あ、い、いや、な、なんでもござらんよ・・・はっはっは・・・」

うにっぺ 「ふん、まぁいい」

アラクレ 「ところで、うにっぺ殿はララ姫殿を探しに行かないでござるか?」

うにっぺ 「うむ、当てもなく闇雲に探しても意味があるまい。それに今は王宮に兵がいないことのほうが気にかかる」

そう告げるとうにっぺは静かに目を閉じた。

アラクレ (そういえばマツモト殿はどこに行ったのでござろうか・・・)





マツモト 「は・・・は・・・ハックぶふぅ!!

??? 「ん?今なんか聞こえたか?」

??? 「さぁ?気のせいだろ?」

??? 「そうか、それならいいや」

ララ姫 (ふぅ~・・・)

マツモトの口を塞いでいたララ姫が深い息をついた。



マツモト (あんた!何してくれてるの!)

ララ姫 (あんたこそ!この状況でよくくしゃみできたもんね!)

マツモトとララ姫は扉のそばにいた。
その扉はほんの少しだけ開けられており
その中には数匹のコボルト達が話しをしていた。

コボルト1 「まだ攻めないのか?」

コボルト2 「もう少し暗くなるのを待つんだろ」

コボルト1 「ふ~ん、そうか。何だか腹が減ってきたな」

コボルト2 「そういや今日捕まえた人間の荷物に肉が入ってたぞ」

コボルト1 「お!そいつはいいや!いただくとしようぜ!」



ガサゴソ・・・
1匹のコボルトが何やらかばんを探り始めた。

マツモト (あ!あのかばんウチのやないの!!)

ララ姫 (今は我慢して!)

マツモト (あのボケ・・・女の子のかばんをのぞくとは・・・)

コボルト1 「ん?何だこれ?」

コボルトの手にはケンダマがにぎられていた。
興味がないのであろう、コボルトはすぐにそれを放り投げた。

マツモト (あぁ!ウチのケンダマが!)



コボルト1 「ん・・・?」

続いて出てきたのはビー玉であった。
コボルトはあきれた様子で一気にかばんをひっくり返した。



ドサドサッ



かばんから様々なものが一気にでてきた。
よごれた人形、壊れたペン、錆びた爪きり、しおれた花・・・



ララ姫 (あんた・・・)

マツモト (あかん!あげへんで!)

ララ姫 (いらへん!何であんなしょーもないモンばっかり持ってるの!)

マツモト (てへ)

ララ姫 (まったく・・・)



ガラクタの中にとびきり異様な臭いを放つ肉があった。

コボルト1 「おぉ、これか~」

コボルト2 「お、なかなかうまそうじゃねーか」

マツモト (あれは・・・ロマ村から持ってきた豚のにっころがし!)

ララ姫 (ちょちょちょ)

飛び出そうとしたマツモトをララ姫は必死で止めた。

ララ姫 (あんな肉いらんでしょ!)

マツモト (あほ!あれを売ってお金にするんや!)

ララ姫 (どー見たって腐ってるでしょ!いつ作ったやつよ!)

マツモト (かれこれ・・・3週間くらい?)

ララ姫 (かんっぜんに腐ってるわよ!)



もぐもぐ・・・ぱくぱく・・・



コボルト達は一心不乱に肉をむさぼり始めた。

コボルト1 「このトロミがたまらんな~・・・もぐもぐ」

コボルト2 「こいつはうまいな・・・もぐもぐ」

コボルト1 「しかしよ」

コボルト2 「ん?なんだ?」

コボルト1 「人間の持ってきた肉なんか食って、病気になったりしてな」

コボルト2 「ぶひゃひゃひゃ、違いねーや」

コボルト1 「んで周りの奴らに『病気のコボルト』とかって呼ばれたりしてな」

コボルト2 「ぶひゃひゃひゃひゃ、、『そのまんまかっ!』って突っ込まれたりしてな」

コボルト1 「ぶぉっほっほっほ・・・」

コボルト2 「ぶひゃひゃひゃひゃ・・・」



コボルト1 ・・・

コボルト2 ・・・



コボルト達は何故だか嫌な予感がして、笑うのを止めた。

彼らが『病気のコボルト』として呼ばれるようになるのは
まだ先の話であった。



コボルト3 「おい、そろそろ行くぞ」

一匹のコボルトが部屋に入ってきた。

コボルト1 「あいよ」

コボルト3 「あぁ?なんだお前らその変な肉は」

コボルト2 「人間の持ってた肉だよ」

コボルト3 「ちっ、まったくお前ら見境いないな、さっさと支度しろよ」

そう言い残すと、そのコボルトは部屋を出て行った。



コボルト1 「ったく」

コボルト2 「ほんっと、あいつ生意気だよな」

コボルト1 「ほんとだぜ」

コボルト2 「あいつのこと『生意気なコボルト』って呼ぼうぜ」

コボルト1 「ぶぉっほっほっほ・・・」

コボルト2 「ぶひゃひゃひゃひゃ・・・」



コボルト1 ・・・

コボルト2 ・・・



コボルト達はまたしても嫌な予感がして笑うのをやめた。
そしてすぐさま部屋を後にした。


つづく

【第十八話】駆けて回って疲れて飲んで

テーマ : RED STONE
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