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2010-12-07(Tue)

【第二十二話】アラクレ堕つ

前回までのあらすじ

コボルト達の来襲に2人で挑むうにっぺとアラクレ。
今まさに2人の命を賭した戦いが始まろうとしている。
2人は無事生還することができるのであろうか・・・


登場人物
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うにっぺ 「重くのしかかる悪意を解き放つは風の力・・・ヘイストッ!」

アラクレ 「こ・・・これは?」

うにっぺ 「風の魔法ヘイストだ。これで普段よりも素早く動けるようになるだろう。」

アラクレ 「おぉ~!これはすごいでござる~!」

敵モンスターの群れはもうすぐそばまできていた。
数十秒のちにうにっぺとアラクレは敵モンスターと衝突するであろう。
うにっぺは静かな、しかし確かな重みを持った声でアラクレに告げた。

うにっぺ 「いいか鳥肉。貴様に一つだけ忠告しておく。」

アラクレ 「なんでござるか?」

うにっぺの口元にわずかな、しかしさわやかな笑みがこぼれる。

うにっぺ 「死ぬなよ。」

この一言でアラクレの心の揺らぎは収まった。
なんと・・・なんと心優しい言葉であろうか。
死に直面し、なお他人に気を掛けるこの男。
アラクレの心に勇気の炎が巻き起こる。
この男だけは死なせるものか・・・
アラクレは涙が出そうになるのを必死にこらえ、心にそう誓った。



うにっぺ 「来るぞっ!!!」



ざっざっざっ

林と林に挟まれた街道をゆっくりと敵が近づいてくるのが目に見えた。
これが戦闘でなければ、およそ壮大な光景である。
敵は数十体が横一列に並び、それが縦に果てしなく続いていた。

うにっぺ (コボルトが前衛・・・後続に弓兵か・・・)

ここでまたうにっぺは違和感を覚える。
何故これほど統率が採れているのか・・・

しかし考える時間はあまりに少なかった。



ざっざっざっ

敵は止まることなく一定の足音を刻みながら
確実に近づいてくる。

アラクレ 「うぅ・・・うううぅぅぉりゃあああぁ!!!」

アラクレが豪快な叫び声を上げながら鈍器を振りかざし敵陣に切り込む。



ドゴッ カンッ カンッ バシッ

手にした盾で敵の攻撃を防ぎながら、鈍器で敵モンスターをなぎ倒す。

ドゴッ ドゴッ

アラクレ 「かかってこいでござるよー!!!」

アラクレの猛攻。
コボルトがみるみる吹っ飛ばされていく。

だが多勢に無勢、あっという間にアラクレは囲まれてしまう。

アラクレ 「ぬ・・・ぬぐぅ・・・!!」

うにっぺ 「伏せろ!」

うにっぺは杖を大きく振りかざし、呪文を口にした。

うにっぺ 「全てを無に帰すは火の力・・・フレイムストーム!!!」

掛け声とともに勢いよく炎が宙を舞う。
アラクレは必死にその場に伏せた。
アッという間にコボルト達が炎に包まれ倒れていく。

アラクレ 「あ・・・危ないでござるよ!」

うにっぺ 「ふっ、焼き鳥にならずに済んだようだな」

アラクレ 「むっきぃー!」

うにっぺ 「まだまだ来るぞっ!」

そう・・・敵一体の能力はさほど高くはない。
いや、むしろ低いといった方が的を射ていた。
うにっぺとアラクレはさほど大きなダメージを受けずに
順調に敵を散らしていく。

しかし敵は数にものを言わせ、次から次へと襲いかかってくる。

アラクレ 「ぜぇぜぇ・・・うぉりゃあぁぁ!!!」

意外にもアラクレは善戦した。
盾と鈍器を巧みに操り、コボルトの猛攻をやり込めていた。

うにっぺ (・・・まずいな)

うにっぺは魔力をふんだんに使いながら脳の片隅で
実に様々な分析を行っていた。

うにっぺ (もって15分・・・といったところか・・・)

自らの魔力、アラクレの戦力、敵兵の攻撃パターンと兵力、
それらの分析が終わるとうにっぺは一度大きく息を吸い込んだ。

うにっぺ 「おい、鳥肉!」

アラクレ 「ふんっ!うぉりゃっ! な、なんでござ・・・どりゃっ!
なんでござるかっ!拙者はちょっと今いそがし・・・てりゃっ!でござるよ!」

うにっぺ 「そのままでいい、聞け!!!このままではおよそ15分後に我らはやられるであろう。」

アラクレ 「な、なんですとー!」

うにっぺ 「そこでだ。私は今から全ての感覚を1点に集中させ魔力を増幅する。時間にして3分、私は全ての感覚を失い、眠ったような状態になる。3分間、貴様が私を守り抜くことができれば我々の勝利。それができなければ・・・終わりだ!」

アラクレ 「な、なんですとー!ひ、ひとりではさすがに・・・」

うにっぺ 「後はまかせたぞ・・・」

そう言うとうにっぺは杖を両手でにぎりしめ、静かに目を閉じた。

アラクレ 「あ、ちょ、まだ話は終わってないでござるよ!
くんぬぅ~!勝手な御仁でござる!!!」

批難の声を上げながらも、アラクレは全身に気合を込めなおし
唯一人で敵兵と向き合った。

アラクレ 「どぉりゃあああ~!!!」

雄たけびを上げながら敵兵を次々となぎ倒していくアラクレ。
なんとか3分時間は稼げそうだ、彼がそう思った次の瞬間!
一本の矢がうにっぺ目掛けて放たれた。



ざくっ



アラクレは自らの手の平で矢を受け止めた。

アラクレ 「お主たちの相手は拙者でござる!

アラクレの怒号におびえたのであろうか、敵兵たちが後ずさりする。

アラクレ 「ぜぇぜぇ・・・はぁはぁ・・・」

後ずさった敵を見て、アラクレは呼吸を整えた。
だが敵はおびえて後ずさった訳ではなかった。

ヒュッ ヒュッ ヒュッ

奇妙な音が空を切った。
アラクレの胸に不安がよぎる。
ゆっくりと空を見上げたアラクレは絶望の虜となった。

アラクレ 「な・・・なんという・・・」

空には数百の矢がアラクレとうにっぺ目掛けて飛来していた。

アラクレ 「ぐぬぉぉぉ!!!」

アラクレは声を荒げるとともに天使へと姿を変え
自らの身体と翼でうにっぺを包み込んだ。



ザクッ ザクッ グサッ ザクッ・・・

不快な音が鳴り続ける。



ザクッ グサッ ザクッ グサッ・・・



音が鳴り止んだころ、アラクレは声もなくその場に倒れこんだ。

つづく

【第二十三話】勇者の名前

テーマ : RED STONE
ジャンル : オンラインゲーム

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