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2010-12-21(Tue)

【第二十四話】マッシャー・イン・ザ・スカイ

前回までのあらすじ

なんとか敵を追いやったかのように見えたが
攻撃はまだ止まってはいなかった。
絶望したうにっぺの元に無事に戻ってくることができたマツモトとララ姫。
コボルト達への怒りを胸にマツモトが今立ち上がる。


登場人物
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マツモト 「あいつらにシュウの痛みを思い知らせたらんとな」

マツモトはその小さな指をパキパキと鳴らした。

うにっぺ 「おい赤ずきん!さっさと街に避難しろ!」

ララ姫 「ちょっとあんた!早よ逃げるで!」

マツモト 「あ、そうそう、うにっぺに一つ聞きたいんやけども」

うにっぺ 「そんな悠長なことをしてる場合かっ!」

マツモト 「さっき大爆発しとったやつは何ていうのん?」

うにっぺ 「そんなことはどうでもいい!」

うにっぺは自分の話をまったく聞かないマツモトに苛立ち、声を荒げた。
だがマツモトは軽いノリで話を続ける。

マツモト 「まぁまぁ、ええからええから、何ていうのん?」

うにっぺ 「きさま・・・」

このままでは埒があかないと悟ったうにっぺは答えた。

うにっぺ 「メテオシャワーだ!さぁ答えたぞ!さっさと中に・・・」

名前を知ったマツモトはうにっぺの言葉を最後まで聞くことなく
近くにあった小高い岩へ歩み寄った。

マツモト 「ふむふむ・・・メテオシャワーね・・・」

うにっぺ 「おい!何を考えてるかわからんが、メテオシャワーは最高等魔術の一つ!きさまごとき、何百年かけようと扱うことはできん!!」

うにっぺの必死の語りかけも聞き流した風なマツモトは、目の前にある小高い岩に両手をかけた。

マツモト 「ぬぬぬ・・・」

マツモトは小さくうなった。

ララ姫 「そんな岩に抱きついてどーすんの!」

うにっぺ 「おい!何をしている!さっさと・・・な・・・なに・・・?!」

マツモト 「ふんぬぁ~!!!」



ボゴォ!!!

うにっぺは自分の目が信じられなかった。
傷だらけのオーガも巨大ではあったが、その倍はあろうかという岩を少女が持ち上げていたのである。

うにっぺ 「な・・・な・・・」

すでにうにっぺに苛立ちの気持ちはなく、言うべき言葉も見つからなかった。

ララ姫 (ええええええ!!!)

ララ姫もうにっぺの横で呆然と口をあけている。

マツモト 「お・・・おもい・・・」

マツモトは少しふらふらしたが、やがて腰を落とし足を踏ん張った。

マツモト 「マツモトの・・・」

コボルトの洞窟で見せたような異様な緊張感がマツモトを包む。

マツモト 「マツモトの・・・メテオシャワー!!!

掛け声とともに、巨大な岩がはるかな弧を描きコボルト達めがけて落下する。



ドゴォォォン!



うにっぺ 「な・・・なんと・・・」

マツモト 「はぁはぁ・・・もっと・・・もっと岩はないんかい!」

周囲には手頃な(もっともマツモトにとっての話だが)岩はなかった。

マツモト 「やばい・・・・岩がない!まぁ最悪アラクレでも投げるか・・・」

アラクレ ビクッ

シュウ 「岩があればいいだか?」

マツモト 「んだんだ!心配せんでもシュウは投げたりせーへんからな!アラクレだけや!」

アラクレ ビクビクッ

シュウ 「岩なら何とかなるっぺよ」

シュウは両手をがっちり組み、そのまま両腕を頭の上にかざした。

シュウ 「えっこら・・・」

声とともにシュウはジャンプする

シュウ 「せっ!!!」

ドンッ!

シュウは着地とともに振り上げた両のこぶしを地面にぶち当てる。
その瞬間シュウの眼前にさきほどの岩よりひとまわりほど大きな岩が隆起した。

マツモト 「おお~!やるやん!」

シュウ 「でへへ、土の中にずっと住んでたっぺ、これぐらいしかできねーっぺよ。ちょっとおっきいっぺか?」

マツモト 「べ・・・別にこのぐらい投げれるんだからねっ!」

マツモトはその岩にまた手をかける。

マツモト 「ぜぇぜぇ・・・はいっ!」

声をあげながらまたもや岩を持ち上げようとマツモトは力を振り絞る。

マツモト 「うんにゅぅ・・・・・・・・・うらぁあああ!」

悲鳴のような声をあげて岩は持ち上がった。

マツモト 「マツ・・・モトの・・・」

マツモトの足元がさきほどよりも大きくふらつく。

マツモト 「マツ・・・モ・・・あぶ・・・マツ・・・」

ふらふらしながら懸命に投げようと踏ん張る。

マツモト 「マツ・・・あ・・・マツモ・・・トの・・・シャワー!!!

ララ姫 (ただの入浴やん!)

必殺技『マツモトのシャワー』がここに誕生した。



ドゴゴゴゴォォォン!



マツモト 「よ・・・よっしゃ、シュウ!もいっちょ頼むで!」

シュウ 「えっこら・・・せっ!」

マツモト 「むふぉおお・・・あぐぅぅぅん・・・」

もはや何の掛け声かもわからぬ声をあげ岩が持ち上がる。

マツモト 「よし・・・よし・・・ここ・・・ここで一回落ち着いて・・・」

投げる前に足元のふらつきを抑えようと、マツモトは必死になる。
だが、そもそも小さな体で巨大な岩を持ち上げて安定させるなど
物理的に無理な問題であった。

マツモト 「あ・・・あかん・・・やば・・・あ・・・」

安定させようと意識すればするほど岩は大きく揺れる。
収まらない揺れに、マツモトはそのまま投げようと試みた。

マツモト 「マツ・・・マ・・・あ・・・あ・・・マツ・・・マ・・・マッシャー!!!

ララ姫 (何か言わんと投げれへんの!?)

必殺技『マッシャー』がここに誕生した。



ドゴゴゴゴォォォン!





~~~




マツモト 「はひぃぃぃ~!もう無理!さすがにもう無理!」

マッシャーを十数回繰り返した後、マツモトはその場にへばりこんだ。

マツモト 「も、もう大丈夫かな・・・?」

うにっぺ 「あ・・・あぁ・・・」

うにっぺはやっと平静を取り戻しつつあった。

うにっぺ 「ずいぶん前から敵はもういなくなっていたが・・・」

マツモト 「ぐぉらい!もっとはよ言わんかい!!」

うにっぺ 「あ、あぁ・・・何やら楽しそうだったもんで・・・す、すまぬ・・・」

ララ姫 「ぺんぺんっ!」

ララ姫はうれしそうにうにっぺの元に走り寄った。

うにっぺ 「ララ様、お体は大丈夫ですか?」

ララ姫 「うん大丈夫!ちょっとした冒険みたいで楽しかった!」

うにっぺ 「ララ様・・・」

ララ姫 「ん?」

うにっぺは片ひざを地面につけ、真剣な眼差しでララ姫を見つめ、やがて意を決した。



パシッ



うにっぺの平手打ちがその場に響き渡った。
あまりに突然の出来事にララ姫はその場に倒れこんだ。

マツモト 「な・・・なにしとんねん!」

うにっぺ 「だまれっ!

さすがのマツモトもたじろぐほどの声であった。

うにっぺ 「勝手に王宮を出るな、と私は言ったはずです。」

うにっぺは決して怒るではなく、一言一言を丁寧にララ姫を諭すように語った。

うにっぺ 「今日のようにあなたの身勝手な行動により、ブルンの民の命が危険にさらされることもあるのです。」

ララ姫の目に涙が浮かぶ。

うにっぺ 「ブルンを統べる者として、規律ある行動をお願いいたします。」

ララ姫 「うっ・・・ひうっ・・・」

やがてララ姫の目からは涙がこぼれ落ちた。
姫として甘やかされて育ったララ姫にとって平手打ちは初めてのこと。
ましてやその相手はララ姫の大のお気に入りであるうにっぺである。

このときのララ姫はただ悲しかった。



マツモト 「ちょっと待て・・・」

顔を伏せ両脇に降ろしたこぶしをぐっとにぎりしめながら、マツモトはうにっぺに歩み寄った。


つづく


【第二十五話】ペンは剣より強し

テーマ : RED STONE
ジャンル : オンラインゲーム

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